こたに医院 | 日記 | バイデン副大統領。

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こたに医院 の日記

バイデン副大統領。

2012.02.15


中国の次の国家主席として、注目されて
いる習近平副主席が、米国訪問中、ホワイト
ハウス主催の昼食会で、興味深い出来事があり
ました。
バイデン副大統領による、歓迎のスピーチが、
単に儀礼的なものでなく、中国の内政・外交に、
相当、踏み込んだ内容だったのです。
特に、中国政府の人権問題。
1989年の天安門事件やその後の隠匿工作、
人権運動家の弾圧を始め、2010年の劉暁波
のノーベル平和賞に対する反応など、中国政府
の人権弾圧は前時代的で、近代国家の様相では
ありません。
殊に、世界第2位のGDPの国家として、国際経済
に対する責任も問われる中では、許せない状況
なのです。

そんな中国の現状に対して、アメリカは度々警告
を発していますが、米国債の最大の引き受け先の
中国にとっては、やや「馬耳東風」の観があります。
それが、習次期主席に対しての、スピーチの中に
盛り込まれたというのが、痛快です。
これまでの中国政府は、米国の警告は「重大な
内政干渉」であると、撥ね付けてきましたが、今回
は、こんな公の場ですから、もう一言「中国政府は
人権問題に対して、十分、手をつくしている」と発言
しました。

事前に、副大統領のスピーチの内容を把握できて
なかった外交筋は、おそらく、叱責以上の処分を
受けているでしょう。
下っ端の外交官なら、更迭でしょう。
けれども、大国・中国が、本当に、国際舞台で、指導
的立場を取るためには、この問題は避けて通れない
のは、明白です。
共産党の一党独裁後の、「普通選挙」の実施とともに。

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