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「なんだか、しんどい」「少し、休みたい」そんなときの「街の保健室」です。

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こたに医院 の日記

どたどたと

2011.07.17


気持ちいい俳句に出会いました。

どたどたと
来てラグビー部
献血す

日本赤十字社が、毎年、行って
いる「いのちと献血俳句コンテスト」
の昨年の秀作とか。
ラグビー部の荒くれ猛者(もさ)が、
心に溢れる善意とともにどたどたと
献血に現れた様子が、ほほえましく
好きやなあ。

献血は、日本で、もっとも早くから、
定着したボランティアの一つです。
自分の持つものを、自分の意思で
困っている人に、何の代償もなく、
差し出すというのは究極の善意です。

ですから、もちろん、献血をする人に
何の制限もありませんし、強制もあり
ません。
けれども、現状は困ったことも起こって
いるのです。
その一つが献血する人数の減少、結果
献血量の季節的な片寄りです。
昔から、寒い冬場と、熱い夏場、梅雨
明けから、9月くらいまでが、血液不足が
起こります。

片寄りということでは、3月の震災・津波
の大災害の後、たくさんの若い人たちが
献血センターに駆け付け、献血しました。
何かしなくちゃ、何かしてあげたいという
純粋な気持ちに駆られての行動で評価され
るべきだと思います。
けれども、その時点でセンターの責任者が
すでに口に出していたのが、その盛り上がり
の後献血者が減少しないかの心配、災害
直後の一種のブーム現象になってしまわ
ないかという問題でした。

その時思ったのですが、それなら、献血志望者
一人ひとりに年間の献血の予定を立ててもらい
いい意味「管理生産」体制を敷いたらいいんじゃ
ないでしょうか?
そんな登録制度を作っても仕事じゃなくて、個人
の善意で献血する人なら、きっと、応えてくれる
はず。
そのあたりが、日本赤十字はもっと自信を持って
ほしいのです。
献血しようという人だって、献血者の夏枯れや、
冬枯れのことは知らないのがやはり通常ですし、
せっかくの献血が、より価値のあるものにして
感じたいはずです。

今回の震災・津波災害のボランティアも受け入れ
側の都合で、調整して、それでも、なお希望者が
続きました。
この国の若者の善意は、今や、なかなか、腰太
なのですよ。
ねえ。


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