こたに医院 | 日記 | 幼児虐待

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こたに医院 の日記

幼児虐待

2011.07.20


悲しいニュースが続きます。
子どもたちが、親やそのパートナーに
虐待されて、命を失っています。
けれども、これは氷山の一角。
命に係わるほどではなくても、こころや
からだに傷を負わされている子どもたち
は、数えきれないでしょう。

けれども、なぜなんでしょう?
自分の子どもであろうとなかろうと、幼い
子どもを虐待するなんて。
そんな風に子どもを虐待してしまう人たち、
親や成人のほとんどが、過去に、自身も
親や成人に虐待された過去があるという
報告もあります。
それにしても、赤ちゃんを殴り殺したり、
子どもを無視して食事を与えなかったり
そのことで、何かの快感を得たり、満足
したりしているのでしょうか?
虐待は始めたらつい繰り返して止められ
ないのでしょうか?
一種の「病気」として。
もしかしたら「文明病」として。
 
多くの犯罪がそうであるように「幼児虐待」
も、特定の人間関係、社会状況でのみ、
発生します。
原始農耕社会や古代社会では、考えられ
ない犯罪ですから。
その意味では今の社会はやはり間違った
方向を向いているのです。
親が子に渡していくバトンタッチ、世代から
世代へと引き継いでいく何か大切なものを
いつの間にか見失ってしまったのではない
でしょうか?

それは、たとえば、相手を思いやるこころ、
相手の立場に立って相手の気持ちについて
考えてみること。
その相手が、大人であろうと子どもであろう
と、親子や家族であろうとなかろうと。
その点、他人に対してやさしくあるためには
やはり、想像力が備わってなきゃ。
その想像力が養われていない、今の大人や
親が、ただの厄介な邪魔者として、子どもを
虐待してしまうのでしょう。

自分の母親の話で恐縮ですが、自分の母親
が、子どもの自分を叱るとき、いつも、同じこと
を言われました。
「そんなことをされたら、その人がどう思うか、
今、ここで、考えなさい。そして、言いなさい。」

こんな自分ですが、母親にはこころから、感謝
しています。

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