こたに医院 | 日記 | 中国という国。

中国という国は、何を国家の目的と考えて
いるのでしょうか？
２３日、中国、温州市で起こった高速鉄道
衝突脱線事故の原因は何か？
なぜ、防止できなかったのか？
そして、事故後の救出は被害に遭った人
びとを救えたのか？
そして、事故の原因の究明を通して、関係
者の責任関係が十分解明され、今後の再発
防止に役立てられたか？
そして、十分の再発防止対策を立てて、復旧
できたか？
すべて、近代国家として、当然のことです。
封建時代の王国でもあるまいし。

ところが、中国では信じられないことが起こり
ました。
まず、２４日、事故翌日の朝から、現場で、落下
した追突車両の最前部を油圧ショベルで破壊し
土中に埋めてしまいました。
破壊した時点で、すでに事故原因の究明を放棄
したように、見えますが、いかがでしょう？
事故現場は政府によって、立ち入り禁止となって
いて、記者の取材も止められていて、取材せずに
政府の発表の通りに記事を書くように指示され、
記者の反発をかっています。
また一部の報道によれば、事故遺族は集まって
話し合ったりしないように、それぞれ別のホテル
に宿泊させられていて、遺族たちが外出しようと
したら、当局者の尾行が付くといいます。
不満を持った遺族が集まったり、集団を形成しない
ように。

変な国家。
この中国の成長の象徴だった高速列車を利用
していたのは、これまで、政府の現在の「拝金
主義」の恩恵を受け、現在の中国の繁栄を最高に
享受していた、親政府グループですのに。
今後、彼ら遺族は、反政府の先鋒になってしまう
でしょう。

中国。
この国のあり方が、理解できません。