こたに医院 | 日記 | 東京スカイツリー。

高いところは、どちらかというと苦手ですが、
「昭和世代」の自分としては、東京タワーは
好きでした。
母親の里帰りということで、小さい頃から、
度々東京に行きましたが、時々、登ったり、
ふと、見かけたりする、赤い鉄骨のタワー。
大人になっても、車で走っていて、ビルの
谷間で、見つけたりしたら、古い友だち
に偶然逢ったみたいにうれしかったかな。
リリー・フランキーさんの小説も、身にしみた
し、他人事に思えなかったです。
漫画や映画の「三丁目の夕日」だって、東京
タワーが重要なキャラクターでしたし。

そして、時代が移り、完成間近といわれている
平成の東京スカイツリーは嫌いじゃなさそうです。
高さ６３４メートルは、今、世界一の高さだって、
言っても、中国あたりがその上を狙っているやろし。
そもそも、東京タワーと、どちらがいいとか、綺麗
とか、そんな比較自体が意味のない話。
上空の風の影響はかなりのもので、金属の溶接
も、風の影響で、不ぞろいになり、十分の強度が
得られないというのです。
地下５０メートルまでの基礎の上に、ミリメーター
単位の精度で「４９５メートル」まで、積み上げて
そこから上は、地上で作った１３９メートル分を
せり上げて行くという工法です。
あと数十メートルというところで、原因不明の
回転が始まり、原因の究明ができないまま、
なんとか、持ち上げていく。
それが、すごい職人芸で平成もなかなかのもん
やなあと、感心してしまいます。
さすが、大林組。
日本のトップゼネコン。
２００８年７月から、２０１２年２月まで、３年７ヶ月
の工期。
来年２０１２年５月２２日の開業予定です。

そのスカイツリーから、富士山見えるかな？
それが、楽しみです。