こたに医院 | 日記 | バルセロナの出来事。

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こたに医院 の日記

バルセロナの出来事。

2011.09.26


スペインのカタルニャは、現在は、スペイン王国に
組み入れられていますが、本来、別の文化圏。
独立運動は戦前から、続いています。
アーネスト・へミングウェーの「誰がために鐘は鳴る」
ジョージ・オーウェルの「カタロニア賛歌」に描かれた
スペイン内腺は、ソヴィエト・コミンテルンのスターリン
の裏切りによって、フランコに敗れました。
中心の街は、バルセロナ。
ピカソの出身地で、アントニオ・ガウディの建物も
すべて、ここにあって、美しい海辺の街です。
大好きでした。
もう、ずっと、行ってませんが。
オリンピック前のバルセロナしか、知りません。
この街に行くのは、3月から9月までだけ、それも、
Domingo(日曜日)ばかり。
siete(7時)から、闘牛があったから。

そのバルセロナで、来年以降の闘牛が法律で
禁止になったのです。
動物愛護団体の圧力のために。
「残酷」だという理由です。
自分から見たら、その人たちって本当にスペイン
人なの?って、尋ねたくなります。
自分は、闘牛は決して「残酷」だとは思いません。
その起源は、キリスト教以前の古代信仰からだ
と考えています。
「生の輝き」を讃えるための。
日曜日1日で、6頭の去勢されてない雄牛が登場
しますが、それぞれの雄牛は、登場の時、まるで
ボクサーのように体重と出身牧場が告げられます。
相撲部屋やボクシングのジムみたいに、雄牛は
鍛えられて来るのです。
ある日の確かバルセロナの闘牛でしたが、出て来た
雄牛が後ろ足を引きずっていました。
どの段階でか、怪我をしたみたいです。
そうしたら、闘牛場の楽団が、牧歌調の音楽を奏で
カウベルを下げた他の牛まで登場して、結局、その
怪我をした牛は、も一度、もとの牧場に戻って、治療
万全の体調で再登場となります。
なぜでしょう?
そこに、闘牛の真の目的があります。
闘牛が、神にも近い神々しい「生命の輝き」を讃える
宗教儀式だからです。
ちょうど、日本の「相撲」が、神に捧げる神事である
ように。
だから、万全の体調の「去勢されてない雄牛」だけが
参加できるのです。

そして、その光の裏側、闇の部分では、牝牛や去勢
された雄牛が、食肉工場で屠殺されているのです。
それを見て見ぬふりをして、動物愛護団体は、牛肉を
食べているのですか?
やっぱり、変です。
闘牛以外の食肉牛の生命も救ってこそ、意味のある
動物愛護運動だと思いますが?
いかがでしょう?

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