こたに医院 | 日記 | NINJA?

「なんだか、しんどい」「少し、休みたい」そんなときの「街の保健室」です。

Top >  日記 > NINJA?

こたに医院 の日記

NINJA?

2011.10.08


アメリカが、動いています。
若い世代が、現在の経済・所得の格差
に対して、抗議のデモを繰り返している
のです。
新興国ではなく、世界でもっとも、豊かな
アメリカ合衆国の首都ワシントンや東部
のニューヨークでの話です。
20才から25才の若者の失業率が15%
だなんて、信じられない話です。

NINJAという単語が出て来ています。
日本の忍者でなく、

No Income(収入)
No Job(仕事)
no Asset(資産)

の略とか?
為替の格差の大きすぎる中国を中心に
世界中からのモノにあふれ、世界一の
消費者天国だった、アメリカ。
その分、人件費も高く、安いヒトと土地を
求めて、ほとんどの生産業が、メキシコ、
プエルトリコや、さらに、南米、東南アジア
に流出しました。
そして、当然の結果として経済の「空洞化」
企業の論理と国家の論理の解離です。
特に、単純労働者と呼ばれる雇用者の職が
根こそぎ、なくなってしまっているのです。

さらに、金融やサービス業にも、人減らしは
波及して、大学卒業者の雇用も失われつつ
あります。
構造的な雇用問題として、オバマ政権を
揺るがせていますが、解決のメドは立って
いないのが実際です。
そして、国家予算中、アフガン、イラクでの
戦費の占める割合の異常さ。

まずは、モノを作るアメリカの立ち位置を取り
戻すことでしょう。
かつて世界中の憧れだった made in USA。
豊かさの象徴でした。
初めて、アメリカに行ったとき、旅先で知り
合ったユダヤ人家族の家にホームステイした
とき一番最初に頼んだことは「冷蔵庫を見せて」
でした。
それまで、アメリカ製のホームドラマ「パパ、
大好き」や「うちのママは世界一」そして
「ルーシー・ショー」「奥様は魔女」で育った自分に
とって、繰り返し、画面に出てくる冷蔵庫は
憧れでした。
心配事があって、眠れない子どもが、冷蔵庫
から、大きなミルクのビンを出して、大きなコップ
に入れて、お皿のクッキーと、食べてたら、
パパやママが起きて来て「何か、心配事でも
あるの?」とか聞いて。
そんな場面こそ、豊かなアメリカ、そのもの
でした。
いつの間にか、その程度の豊かさか、近い
ものは手に入れた、この国の自分にとっても
アメリカという国に、早くよみがえってほしい
のです。



日記一覧へ戻る

【PR】  CSSグループ  野口スケール株式会社  よつ葉カイロプラクティック  車検・整備・中古車販売|うさぎ商会  革製品クリーニング・修理・染直し専門店 【美革本舗】 大阪本店