こたに医院 | 日記 | 北極のオゾンホール。

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こたに医院 の日記

北極のオゾンホール。

2011.10.25


化学の授業、思い出しましょう。
O3:オゾンです。
3つの酸素原子からなる、薄青色の有毒性
の気体です。
光化学スモッグの際にも作られますが、一昔
前のテレビのブラウン管やコピー機のように
高電圧の電気機器の近くでする、なんとなく、
生臭い匂い。
あれが、オゾンです。

地上11~50キロ上空の成層圏には、その
オゾンの層があって、宇宙から降りそそぐ有害な
紫外線を吸収する働きがあります。
いわば、皮膚ガンや白内障にならないように、人類
を守ってくれているのです。

1984年、そのオゾンが破壊され、穴が開いたように
なっているのが、南極の昭和基地の忠鉢らの観測で
明らかになりました。
観測衛星の画像から、春先の南極付近のオゾン層に
穴が開いたようになっていることから、オゾンホールと
呼ばれています。
でも、なぜ、春先からなのでしょう?

地上の実験から、少し前にエアコンの冷媒に用いられて
いたフロンガスがオゾンを分解し、はるか上空でのオゾン
層の破壊の原因が突きとめられました。
そのフロンガスが、もっとも、強く活性されるのが-80℃。
それが、南極上空の春から、夏の成層圏の気温なのです。

そして、それが、北極では、オゾンホールが発生しない原因
だとも考えられていました。
その北極で、この春、4~5月、南極に比べて、規模は小さい
ものの、大規模のオゾンホールが観測されたのです。
南極に比べて、北極の方が、北欧やロシアのような、人類の
居住地が近く、発ガンなどが、懸念されています。
この北極でのオゾンホールは、この冬の厳しい寒さが原因
だったと考えられていますが、大気中に残存しているフロン
ガスや、開発途上国で熱で分解処理されないまま、放出され
続けているフロンガスも、無視できない量なのです。
また、温室効果ガスのCO2が、地表での「温室効果」の結果
成層圏での極低温の原因になっていることも、事実です。

25年以上前から、警告が出されている「フロンガス」問題。
そして、「温室効果ガス=CO2」問題。
それらも、解決できないでいるこの人類って、一体、これから
の地球を、どうしていこうというのでしょう?
ゴキブリがこの地球の主人公の後釜を狙っているというのに。


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