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こたに医院 の日記

人口増加と人口減少

2011.10.29


人は、一人ひとり、掛け替えのない存在です。
生きている一人ひとりが、大事なのです。
目の前にいる人と、隣りにいる人を比較する
ことは、できません。

それなのに、その人間の数を数え、全体として
人口という数字にします。
全体の問題を捉えるために。
でも、一人ひとりという視点は忘れないで。
たとえば、日本全体の人口、年齢別の人口、そして、
世界の人口というくくり方です。

日本に住む外国人数を除いた、人口は、1億25
35万8854人で、5年前と比べて、37万1294人
(0.3%)減少しました。
その原因として、少子化、子どもの数が少ないこと
が考えられrます。
最近の統計、平成22年の出生動向基本調査で、
「完結出生児数」つまり、夫婦が生涯にもうける
平均の子どもの数が、初めて、2人を下回って
1.96人になりました。
5年ごとの調査では、昭和37年から、前回調査の
平成17年まで、40年以上もの間、2人以上を維持
していたのです。
また、未婚女性も含まれる「合成特殊出生率」一人の
女性が生涯に出生する推計値は、昭和50年来、2人
を下回っていて、平成22年は、1.39人。
これは、この国の人口は減少の一途でしょう。
晩婚化や、女性の社会進出、高学歴化など、以前から
言われていますが、本当でしょうか?
晩婚や女性管理職数の数のずっと多い国、たとえば、
フランスやイギリスでは、2.0人と、先進国の中でも、
出生率の上昇に成功しているのです。
そして、日本以外シンガポールや中国でも出生率は
2人を下回っています。
企業内や国家レベルの出産や育児の補助制度も、
フランス、イギリスでは十分整備されているようですが?

それに対して、世界全体の人口は、爆発的に増加して
います。
国連の推計では、今月31日に、70億人に達するという
ことです。
特に、サハラ砂漠より南の地域での人口爆発は顕著で、
2000年から、27.9%増との報告です。
この地域では、避妊の普及率が22%にとどまっていて、
このままでは、2015年時点でも、人口の約36%が日収
1ドル未満の極貧層である予想となっているのです。
国連人口基金の「世界人口白書」では人口増加と貧困
の悪循環が指摘されています。
また、この人口爆発により、将来、世界レベルの食糧難が
起こることは、必至でしょう。

食糧難と言えば、日本国内での、期限切れの食品の廃棄、
飲食店や家庭での調理ミス・食べ残しによる食品の廃棄が
実は相当の割合になっていて、なんと25%、4分の1という
報告があります。
これが食糧自給率40%の日本での話なのですから、言葉
を失います。
世界中で、この人口爆発と食料難が致命的になったとき、
この国が、いくらお金を積んでも、食糧が手に入らない未来
も、想定した「食糧安全保障」についても、この国の政府は
十分、認識しているとは思えません。

この国の人口の問題、そして、食糧の問題。
もう、一刻の猶予も許されない、目の前の問題なのですが、
何の解決の糸口も見えないのです。
一体、どうしたらいいのでしょう?

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