こたに医院 | 日記 | 京都の紅葉。

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こたに医院 の日記

京都の紅葉。

2011.11.12


紅葉の季節・・・
のはずです。
けれども、京都も、年々、紅葉の盛りが
遅くなって、ここ数年は、12月のクリスマス
前までズレ込んでいます。
底冷えの冬の京都で、紅葉はどうどす?
って感じ。
何だか、世の中が変な具合で。

一番の人出は、やはり、渡月橋のある嵐山か
近くの天龍寺。
でも、人出で、ちょっと腰が引けてしまいます。
やはり、阪神からだと、阪急で近いから?

おけいはんの京阪なら通天橋のある東福寺か
清水寺もいいですね。
少し不便でも地下鉄東西線に乗り継いで、三条
蹴上の永観堂もいいでしょうか?
鎌倉初期の作で「みかえり阿弥陀」という、振り
返って、衆生を救う阿弥陀様も有名です。
境内の池の端に、与謝野晶子の歌碑が建って
います。

秋を三人
椎(しい)の実なげし
鯉はいずこ
池の朝かぜ
手と手つめたき   晶子

1900年11月初めとのことですが、この頃の晶子
は後に夫となる与謝野鉄幹との恋に悩んでいました。
その恋敵の山川登美子と3人で、この永観堂に
紅葉狩に来たときの歌えです。
鯉は「恋」にかけているのでしょうか?
この後、晶子は、堺から、鉄幹のもとに、家出して
来て結ばれ、登美子は、親に勧められた結婚をし
短歌の表舞台から、身を引きます。
晶子が、この歌を作ったとき、鉄幹も、登美子も、
歌を作っているはずなのですが、まだ、調べきれない
でいます(すみません)。

車で行くなら、右京区の高尾、神護寺でしょう。
空海、弘法大師が、唐から戻って、しばらく、いたと
いう寺です。
「元祖 紅葉のてんぷら」っていうのがあって、前の
年の紅葉を、塩漬けして、てんぷらにしたもので、
おいしいかと聞かれると、うーん、一度召し上がったら
二度めはいいでしょう。
国道162号線という、山襞に沿った山国道で行くの
ですが、山紅葉に分け入っていくのが、ホント紅葉狩。
あのあたりなら、少し道を外れたあたりで、謡曲「紅葉
狩」に出てくる、土蜘蛛の怨霊も出没するかも?

花見の桜の華やかさと180度違って、秋の紅葉は
どことなく、物悲しく、さびしいですね。
秋の終わり、冬が始まるからでしょうか?

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