こたに医院 | 日記 | イタリアという国。

「なんだか、しんどい」「少し、休みたい」そんなときの「街の保健室」です。

Top >  日記 > イタリアという国。

こたに医院 の日記

イタリアという国。

2011.11.14


ある時期、夢中になりました。
イタリアという国。

その「いい加減さ」も「cosi cosi まあまあ」とか
言いながらのその場当りな気風も。
一度、日曜日の夜、帰り道、雨が降ってたので
タクシーに乗ったら、ホテルに着いて、メーター
以外に「日曜日」で「夜」で「雨」で3重の割り増し
料金を払えとか言い出して、向こうがそうならと、
こっちも払うもんかいと、口論していたら、ホテル
のベルボーイが気がついて、寄って来た途端、
もとのメーター料金でいいとか。
この、恥知らずないい加減さは、嫌いじゃないけど、
面倒なんで、フランスやイギリスとは違って、空港
(大抵は、ミラノのマルペンサでしたが)で、レンタ
カーを借りて、走り回りました。
お気に入りは、やはり、ヴェネツィアに、フィレンツェ。
ローマは、それほど、興味がなくて。
その当時、一番の目的が、オペラだったし、ミラノの
スカラ(階段)座、ヴェネツィアのテアトロ・フェニ-チェ
(不死鳥座)、あと、ボローニアに、ジェノヴァ。
実は、首都なのに、ローマの歌劇場は、最低でした。

大好きだったのは、ミラノから、ヴェネツィア方向に
Autostrada 4(4号自動車道路)に乗って、40キロ。
エルブスコという村にあるラルベレータというリストランテ
です。
元お城で、リストランテで使うワインを作る、ぶどう園に
囲まれ、ぶどう園の真ん中にはセレブ用のヘリポートも。
イタリアって、そんなところがあって、国は借金まみれの
くせに、端々は、贅沢が好き、みたいな。
でも、たまたま、クリスマスで、数キロ離れたエルブスコの
村の教会のミサは、心温まるものでした。
あの空間には、もう一度、いていたいです。
「ボン・ナターレ Bon Natale (いいクリスマスを)」って
互いに、声をかけて。
この時期、12月なら、おはようも、こんにちはも、おやすみ
も、全部、この「ボン・ナターレ」一色、なんですから。

そんなイタリアですから、EUができ、通貨ユーロができた
とき、交換レートをどうするんかいな、っていうくらいの
インフレでしたし。
夏なら、広場で、ヒマそうなおやじが「ミーレ、ミーレ!Mille,
mille!(1000リラ、1000リラ)」って、gelato(アイス)売って
たし、当時なら、7で割って、大体150円。
それを、無理矢理、ユーロに入って、結構、便乗値上げもあり
イタリア自体は、通貨統合で、得した組でしょう。
ただ、赤字続きの財政はいよいよ悪化して、今回の話。
自分的には、納得。
ベルルスコーニは、買い叩きでのし上がってきたビジネス
マンですが、彼にも、無理やったんですね。
財政の建て直し。

さて、どうなりますことやら。


日記一覧へ戻る

【PR】  有限会社マイオフィス  小規模多機能ホームあさがお  整体室 駒(こま)  葬心 ルミーナホール 柏原  鶴見らく健康センター