こたに医院 | 日記 | 談志といふ人。

「なんだか、しんどい」「少し、休みたい」そんなときの「街の保健室」です。

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こたに医院 の日記

談志といふ人。

2011.11.23


談志といやあ江戸落語四天王と呼ばれた
志ん朝、圓楽、圓蔵に談志だろうよ。
志ん朝、圓楽はおっちんじゃってしまって、
あとは圓蔵に、談志だけだってゆうのに、
ここで、逝くんじゃ、しゃれにゃあなるめえ。
世間じゃ「談志が死んだ」とか、回文回して、
茶ぁ、濁しているけどそうは問屋が卸さねえ。
こっちゃあ、まだ、用があるんだよ。
談志師匠。
まだまだ、お前さん、毒も吐ききれめえよ。
吐かねえ、その、自分の毒に当たったんじゃ
ねえか?

第一、寂しくて、いけねえよ。
漫才師も、落語家も、小粒で口先ばっかりの
連中が、テレビに出るのが、芸人だと思って
いる、今のご時世、確かに、なかなか出ねえ
型破りの噺家だね。
師匠、まだ、その手は、早かろうよ。
閻魔相手に、四の五の言って、誤魔化して
地獄の世渡りして行くんだろがね。
師匠の口癖「落語ってえのは人間の業(ごう)
の肯定なんだ」ってえのが、こっちやぁ、好き
で、古典落語一つ、形を変え、重点が変わり、
例の古典落語メドレー「落語チャンチャカチャン」
なぞ、演歌のさわり、連続して歌ってくみたいな
もんで、そのくせ、聞いてるこっちは、しびれて
快感で、奇妙なこと。
その師匠が、数年前に演ったっていう「芝浜」は
聞いてみたかったなあ。
僭越、承知で言えば、この筋金入りの「元落語
少年」が聞いてこそ、出来上がり、って図なんじゃ
ねえのかい?
寂しいねえ。

枝雀師匠の「緊張と緩和」の落語を一早く、高く
買い、それを伝えようとしたら、枝雀師匠が逃げ
出したとか、伝え聞いたとき、なあるほどって、
思ったっけ。
怖かったに違いねえ、枝雀師匠も。

それにしても、こっちのお気に入りは、どんどん
逝って、この世に残るのは、二番手か、それ以下
ばかり。
神さんだか、仏さんだか、自分の気に入った人
から、順番に呼びつけていく、っていう「不条理」

もお、いい加減にせんかい!

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