こたに医院 | 日記 | 「キュリオシティ」

「なんだか、しんどい」「少し、休みたい」そんなときの「街の保健室」です。

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こたに医院 の日記

「キュリオシティ」

2011.11.26


自分が医学生の頃、9週間、グレイハウンドのバス
に乗って、アメリカ中を、貧乏旅行しました。
医学部の先輩のいる病院や大学という目的地だけ
決めていて、所要時間も道筋も一切決めない気まま
な旅でした。
途中、当時、ニューヨーク大の映画科学生の弟とペン
シルバニア大の医学部学生の兄、そして、高校生の
妹の友人ができて、ニューヨーク近郊の彼らの家に
転がり込んで、楽しい時間を過ごしました。
そのとき、聞かれたのが、この旅も含めて、どうして
そんなに、うろうろしているのか?ってことでした。
自分は、答えました。
「The navigater of my life is curiosity.」
主語の大きい、頭でっかちのぶざまな英語でした。
兄の医学生が、それを日本語で書いて、と言うので
「僕の人生の水先案内人は、好奇心だ。」
さらに、自分にも、読めるように、アルファベットでと
「bokunojinseino mizusakian-naininwa kouki
shin da.」
15年後、ペンシルバニア大医学部の循環器内科の
助教授になっていた彼は、僕に、言いました。
「bokunojinseino mizusakian-naininwa kouki
shinda.」
それからも、自分は好奇心のままに、生きて来たのが
分かります。

先日、米国の航空宇宙局NASAが、新しいロケット
を打ち上げました。
火星探査を目的にした、無人ロケットで、9ヶ月かけ
来年8月には、火星に到達するとのことです。
火星では、3年間くらい、カメラや自動分析装置を搭載
した6輪のロボットが、火星の土壌分析や画像を地球に
送り続けるのです。
一番大きな任務が、水の存在の有無を突き止め、さらに
生命の存在の可能性を探ることです。

紹介します。
彼の名前は「キュリオシティ curiosity」。
好奇心いっぱいの彼を、よろしく、です。
なんせ、他人事でないもんで。

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