こたに医院 | 日記 | 海に潜る。

「なんだか、しんどい」「少し、休みたい」そんなときの「街の保健室」です。

Top >  日記 > 海に潜る。

こたに医院 の日記

海に潜る。

2011.12.15


スキューバ・ダイヴィング scuba diving
(self-contained underwater breath
 ing apparatusの頭文字) って、スポーツ
以前、ハマッてました。
口では、説明しきれない、不思議な世界なん
です。

スキューバ自体は、子どものころから、友だち
の父親のを、持ち出して、遊んでいたのですが、]
海外に行ったとき、ライセンスがないと、
装具の貸し出ししてもらえないので、講習も
海外で、受けました。
それも、なぜか、海外の方が安いからです。
基本的には、気体の化学と呼吸の生理学です。
海底は、圧力が高くて、その分、気体が血液
に溶け込みます。
大気中に80%ある窒素も、海底では、血液内
に溶けて、そのまま、海の上に上がると、血管
の中で、気体に戻って、塞栓になり、血流を
遮断してしまいます。
これが「潜水病」で、治療は高圧酸素タンクで
再度、加圧して、気体から、血液に溶かし治療
します。
あと、その圧力のことを考えれば、海底から、
浮上するのも、ゆっくり、上がらないと、肺の
気体も、膨張します。
ですから、緊急時、急浮上する場合、思い切り
大きな口を開けて「あああー」という声を出し
ながら、息を吐きながら、浮上する必要があり
ます。
肺胞の過膨張・損傷を防ぐためです。

でも、話として聞いていても、実際、体験すると
びっくりするのが、海底では、上下が分からなく
なるということもあるのです。
重力はあるのですが、浮力で弱められていますし、
日光も刺さないくらいの深さや洞窟の中では、
上下が分からなくなるのです。
その時は、落ち着いて、息を吐いて、泡の行方
を確かめること。

一番の思い出のダイヴィングは、オーストラリア
のグレート・バリア・リーフ。
北西部の港町のケアンズから、船で、母船に
着くと、毎日、スキューバ三昧。
朝、顔を洗うついでって感じで、1本、お腹が
空いて、ビュッフェ形式の朝食、食べて、腹こ
なしに、1本。
そんな具合で、夜、懐中電灯を持って、また、
潜ったり。
その日の終わりに、皆、1日1回だけ、許され
ているシャワーを浴びて、甲板で、ビール。
空には、360度、満天の星空。
南十字星も見えます。
周りには、他の船がいなくて、真っ暗だし、星
の数も半端ありません。
その後、船底のベッドに戻るより、枕と毛布が
運んで、そのまま、眠ります。
そして、夜明け。
360度の朝焼け、空の色の移ろいの美しいこと。
泣きたくなるくらい。
みんなに、一度、体験してみてほしいのです。

こないだ、テレビで、偶然、ナポレオンフィッシュや
マンタの画像を見て、海に潜る喜び、思い出して
いました。

日記一覧へ戻る

【PR】  牛角 下北沢北口店  ふらわーパレッと  ペットシッターIRiE  社会保険労務士 辻綜合事務所  美容室ひだまり