こたに医院 | 日記 | 王の死。

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こたに医院 の日記

王の死。

2011.12.20


国家の名に「人民」を冠しているにも
関わらず、その国は、世襲制の王国
であり「人民」には、一切選択の余地
がありません。
国家予算は、核兵器やミサイル開発
などの軍事優先で、福祉のためには、
使われません。
そのため、いまだに餓死する「人民」
が数多く、失敗すれば、収容所送りに
なるにも関わらず、命がけで、国外に
逃亡する「人民」が絶えません。
けれども、一部の階層はまるで王室
のような生活をしていて、海外に留学
までしています。
かつて偽ドル札や覚醒剤を、国家事業
として製造、国家の収入としていた疑い
もあります。
また、日本人のコピーを作り、情報活動
に利用するために、多くの日本人を誘拐
拉致し、密かに、偽装漁船で連れ去った
事実もあります。
封建制の江戸時代の日本でもないのに
指導者は「将軍様」と呼ばれ、無論、選挙
はありません。

そんな、歪んだ国の「王」が亡くなりました。
意外だったのは、実際、亡くなった日時は、
不明ですが、あっさりと発表した様子です。
かつての体制であれば、あらかじめ、国土
全体に、戒厳令でも発令して、混乱の防止
目的に、全軍を展開してから、発表したで
しょうに。
逆に、軍の統制が十分でないため、できな
かったのでしょうか。
虚栄のための軍事パレードの時以外、戦車
はもちろん、輸送車両も、ガソリンが不足し
兵たちは、農業や漁業に従事しているとも
言われています。
先日、漁船で、家族とともに「脱北」して漂流
日本海で、日本の海上保安庁に保護された
のも、実は、軍人で、日常的に漁業に従事
していると証言しています。
そんな兵に実弾を携行させたら、収拾がつか
なくなる懸念があるのでしょうか。

歪んだ軍事国家、北朝鮮が、この過渡期を
無事に経過できるかどうか、世界中にとって
非常に危険な火薬庫なのです。
20代の、三男の後継者が、儒教思想が根底
に流れる北朝鮮で、体制側の目論見通り、
すんなりと受け入れられるのでしょうか?
世襲の手続きが完了する前に、権力闘争が
起こる可能性も否定できません。
また、経済の爆発を経た中国から、物質や
情報が流入しているのも事実で「人民」は、
豊かさや自由というものに気づきつつあります。
今後、軍事国家としてではなく、選挙が実施
される民主国家として、再生されてほしいのは
当然なのですが。
隣国の大国、中国とともに。

つまらない話ですが、自分は、個人的には、
亡くなった金正日と同じ2月16日が誕生日
だったので、一度、あの誕生日の式典に
行ってみたかったというのもあります。

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