こたに医院 | 日記 | ミタさん。

「なんだか、しんどい」「少し、休みたい」そんなときの「街の保健室」です。

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こたに医院 の日記

ミタさん。

2011.12.21


テレビドラマは、決まった時間、
見られないので、連続ものも
途切れ途切れになってしまい
ます。
それでも、今日、最終回だった
「家政婦のミタ」というドラマは
なかなか、面白かった。
いわゆる、視聴率も群を抜いて
いるらしいです。
父親が他に女性を作って、母親
が自殺して、残された子ども4人
と父親の5人家族が、バラバラに
ないながらも、ミステリアスな派遣
家政婦のミタさんの存在から、立ち
直っていくという話です。
けれども、この無表情な、まるで
「ロボット」のような家政婦もやはり
過去を引きずっていて、苦しんでいる
のが、次第に分かってくるという二重
三重の構造になっていて、毎回、ドキ
ドキしながら、怖いもの見たさもあって
見続けてしまうのです。
このミタさんは「業務命令」であれば、
どんなことでも、実行します。
いじめにあっていた子どもが、そのいじ
めっ子を殺してって、命令すれば、その
いじめっ子を締め殺そうとしますし、他
の家の家政婦をしていて、この家に火
をつけてって、命令されれば、家中に
灯油を撒き始め「気狂い!自分が死ね
ばいい」と言われれば、自分の体中、
灯油を浴び、ろうそくの火を近づけよう
とします。

大人であろうと、子どもであろうと「業務
命令」は絶対ですから、ミタさんは、従い
ます。
ですから、ミタさんは、大人や子どもの
わがままや自分勝手を映す鏡のような
存在です。
それが、このドラマの面白さ、でしょう。
ロボットのようなミタさんが、みんなの
心の奥まで、暴き出してしまうのです。

松嶋奈々子さんの、ほとんど目を閉じ
ない、まるで、ロボットそのもののような
演技も、秀逸でした。
遊川和彦さんの脚本も面白かったです。


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