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こたに医院 の日記

赤字国債。

2011.12.25


やっぱり、日本の政治って、選挙が目的
なんでしょうか?
それって、逆転していますけど?

来年度、平成24年度の国家予算案が
発表されました。
総額90兆3339億円は、震災復興費を
別枠として、それなりに、絞ったとのこと
ですが、問題はその内訳です。
歳入で、59%以上が国債で、歳出でも、
24%以上がこれまでの国債の償還分
とか?

この水膨れって、危険でしょう。
国家・地方の合計赤字、債務残高(長期
短期国債などの借り入れ額他)は、OECD
(経済協力開発機構)によれば、対GDP
(国内総生産)比では、11年末で、212%
となっています。
これは、欧州信用不安の元凶のギリシャ
(157%)やイタリア(129%)を、遥かに
上回っています。
それでも、日本の長期金利が、1%台と
安定しているのは、1400兆円の国民の
預貯金をもとに、国内の金融機関が国債
を引き受け続けているからに過ぎず、結局
「低金利でも、おとなしく、まじめに貯金」を
し続ける国民の犠牲の上に、かろうじて
成り立っているに過ぎません。
けれども、その勤勉な貯金好きな国民も
次第に、余力を失いつつあって、今後、
その貯金もあてにできなくなるのは、明白
です。

そのあたり、この国の政府は、消費税を、
10%に上げさえすれば、平成15度には、
平成10年度比で、半減できると目論んで
いるようです。
でも、野田政権は、やっぱり、舵の抜けた
難破船です。
筋のない、官僚誘導の予算編成見てても。
ただ、一つの航海目標は、選挙だけ。

でも、この自転車操業の赤字国債営業、
例え、先代の自民党政権の作った借金
にせよ、一般商店やったら、店、潰れて
しまってます。
じゃあ、一般商店やったら、この赤字経営
どないするでしょうか?
簡単な話。
当面、支出を減らして、贅肉を落とした健全
経営を目指すだけでしょう。
「ほしがりません、勝つまでは」っていうのは
太平洋戦争中の標語だったようですが、
「ほしがりません、黒字まで」
そんな、無理な借金のない国家運営を続け
てこそ、国民も納得するでしょう。
たとえ、国民として、本来、受けるべき行政
サービスがなくなったり、低下したとしても。

たった、それだけのことですのに、選挙対策
上、やはり、ばらまきのご祝儀政治がしたい
のが、選挙の気になる政治家の性(さが)なん
でしょうね。

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