こたに医院 | 日記 | クルマ離れ、テレビ離れ。

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こたに医院 の日記

クルマ離れ、テレビ離れ。

2011.12.27


この国の若い人たちのクルマ離れ
は、かなり、深刻のようです。
もちろん、クルマは一つの道具です
から、使いたい人、使いたくない人、
それぞれあっても、いいのですが、
自動車産業の視点から見れば困った
話のようなのです。
この傾向は、最近、始まったわけでは
なく、ここ10年来のことのようですが、
それでも、年々強まっている模様です。
理由はいろいろと考えられていますが、
例えば、若者の志向の多様性、経済的
理由、住環境要因、等々が挙げられて
います。

後の方の経済的要因というのは、クルマ
本体の代金だけでなく、かつて「走る税金」
と言われたこともあるくらい、「所得税」、
車検ごとの「重量税」、毎年課税される「自
動車税」と、行政側が思いつくだけ、課税
できる限りの多くの税金がかけられている
現実があります。
その他、強制的な自賠責保険、実際の補償
面では、それでは、不十分であることから、
いわゆる任意保険と、保険面でもかなりの
負担になりますし、もちろん、ガソリン代を
はじめ車両の整備にも、お金がかかります。
その上、住環境の問題として、駐車場の確保も、
都会では、相当の経済負担となり、また、不自由
な問題です。
ですから、逆に、そこまでしてでも、これまでの
若者たちの方が、なぜ、あんなにクルマを欲し
がったのか、不思議に思えてくるほどです。
第一、そこそこの都会なら電車・地下鉄・バス
の公共交通網が完備されて、毎日の生活や
仕事に不自由はないでしょうし。

ですから、若い人たちの、このクルマ離れの
最大の原因は、好みの多様性、生活様式の
多様性だと思います。
クルマがなくても、全然、構わないという生活
は、決して、貧しい訳ではありません。
少なくはありませんが、限られた収入の中で
個人個人の優先順位決めて、その優先順位
の中にクルマが入って来ないだけのことなのです。

同じ現象は、若い人のテレビ離れの急増でも
見受けられます。
他の人が見ているから、とか、見ていないと
会社や学校で、他の人と、話が合わせられない
から、とか、そんな理由では、最近の若い人は
テレビを見ません。
実際、現状のテレビ番組自体が、若い人たちの
要求や必要に、十分、応えられていないからと
言うのが、実際のところでしょう。
必要な情報だったら、インターネットで、自分の
必要なとき、自由に手に入りますし。
そうなると、テレビそのものだって、生活の
必需品ではありません。

時代は変わります。
でも、これからの世界を背負っていく、若い人は、
これまでの自分たち以上に、何が必要で
何が不要か分かっている、ススんだ人たち
なのかも、知れませんね。

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