こたに医院 の日記
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お正月のテレビ。
2012.01.03
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お正月のテレビ番組が、不調です。
ほとんどが、若手の芸人が登場する
クイズか、バラエティ番組。
同じ顔が、代わり映えのないギャグを
繰り返しているだけ。
テレビ世代の自分たちでさえ、嫌になる
くらいですから、テレビ離れの若い人たち
なんて、もう、プイッでしょう。
むしろ、NHKのアーカイブで、亡くなった
落語の名人の画像の方が、新鮮でした。
その中で、サッカーの天皇杯決勝戦や
箱根駅伝、アメリカンフットボールの
日本一決定戦が、光っています。
嘘のない、スポーツ選手の真剣さ。
中でも、箱根。
東洋大の現キャプテンの柏原竜二君の
往路第5区の山登りは、結果、4年連続
区間新の快挙でした。
4月、卒業して、実業団富士通の陸上部
に入るとか。
いつか、マラソンにも進出して、世界を舞台
に活躍してほしいですね。
それにしても、テレビは、どこに行ってしまう
のでしょう?
ただ、皆が皆、テレビを見なくなった訳では
ないのです。
昨年、ドラマの分野で、好評だった「仁ーJINー」
や、40%の最高視聴率を出した「家政婦のミタ」
面白く、興味ある番組なら、皆、見たいのです。
もとは、西岸良平の漫画を下敷きにした「三丁目
の夕日」という、自分の好きな映画があります。
今回、3本目が作られているとのことですが、第
1作は、東京タワーが建設される時代を背景に
していました。
東京タワー。
リリー・フランキーが小説にも、取り上げましたが
かつての東京そのものでした。
自分も、子どものころ、連れていかれましたし、
その後、港区あたりを行き来する際、今はビルの
谷間に、チラリと見えると、夜など、少し、感傷を
催したものです。
1960年代の一つの象徴ですが、本来の目的は
東京のテレビ電波の発信でした。
つまり、昨年、止められたアナログのテレビ放送
そのものだったのです。
そして、時代は移り、今は、世界一のタワーである、
東京スカイツリーの時代が始まろうとしているのです。
テレビのチャンネルは、どんどん、増えて行きますし、
その多様性や特定の嗜好や集団を目指した偏りも
ますます、強まっていくでしょう。
それならばと、インターネットで十分という人も多い
のでしょうね。
でも、おやじ世代の自分としては、もう一度、テレビに
元気になってほしいのです。
そおっと、そおっと。