こたに医院 | 日記 | 54時間。

「なんだか、しんどい」「少し、休みたい」そんなときの「街の保健室」です。

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こたに医院 の日記

54時間。

2012.01.15


懲役23年の中国人受刑者が、広島刑務所
から、脱走、刑務所から、たった2キロのところ
で、身柄確保されました。
54時間の自由でした。
逮捕の時「疲れた。刑務所に帰りたい。」と
言っていたとのことです。

事前に計画していたようで、あらかじめ、家族
からの手紙を管理分から、抜き取ってたりした
模様です。
母親が病気で、中国に帰りたいともらしていた
との報道もあります。
それにしても、上下、白い下着のままの脱獄。
空き巣に入って、防寒着を盗んで、缶ビールを
飲んで。
その缶ビールに付着した唾液からのDNAで
足がついたとのことでした。
ただ、懸念された「蛇頭」組織との連携はなく
日本からの出国の手段はなかったみたいです。

帰りたかったでしょうね。
23年の懲役の上、さらに、今回の脱獄で、また
懲役刑は延長されるでしょう。
もともと、一時、相当、暴れ回った、いわゆる、
中国人窃盗団の頭だったのが、拳銃での殺人
未遂や銃刀法違反とか、罪が重なったのです。
確かに、かなり、凶悪な窃盗団でした。
居直り強盗めいた事件もありましたし。
「出稼ぎ」感覚の場合、犯罪は、相当、凶悪化
しますが、典型例でした。

それにしても、はるか、中国の故郷を想い、
どれほどの孤独感を感じていたのか、想像に
余るものがあったことでしょう。
その点、同情します。

その「54時間」の自由を、どう感じていたのか、
あらためて、考えてしまいます。
 

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