こたに医院 の日記
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フランス国債。
2012.01.14
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欧州経済が揺れ動き続けています。
13日、米国格付け会社スタンダード・
アンド・プアーズ(S&P)による格付け
が、最高の「AAA(スリーA)」から、一つ
下がって「AA+(ツーAプラス)」に一段階
格下げになりました。
これは、フランスのみならず、欧州全体の
経済に大きな打撃となります。
「メルコジ」って、分かりますか?
ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ
大統領、昨年のギリシャ経済破綻以来、共同
で、欧州の経済危機について、協議を続けて
いることから、二人合わせて、メルコジと呼ばれ
ているそうです。
この二人の間でも、ユーロ全体の公債の発行
の時には、ややすれ違いがありましたし、その
点、今回のフランス公債の格下げでも「AAA」
を保ったドイツ国債との間の軋轢が問題です。
それでも、メルコジ、この二人の共同作業が
これからの欧州経済、世界の経済の安定の
ために必要でしょうに。