こたに医院 | 日記 | センター試験。

１４日土曜日、１５日日曜日と大学入試センター
試験が実施されました。
毎年、トラブルが多く、結局、受験生の負担に
なっていますが、今年は最悪の模様です。
特に、英語のリスニング問題。
まず、他の外国語の試験ではリスニング問題は
なく、そのため、中には、ドイツ語やフランス語で
受験する人たちもいるそうです。
結局、いつもの話、つまり、オトナの英語コンプレ
ックスの裏返しで、受験生が犠牲になっている
構図。
日常的に役立つ英語なら、必ずしも、リスニング
やデクテーションでなくとも出題できそうなのに。
また、今年のセンター試験で混乱したのは社会
科の選択の分類が、変わって、受験生の選択が
多様化したため、センター試験実施校の大学の
教官が、複雑すぎて、理解できなかったみたい
ですね。

でも、必死の思いで受験している受験生にとって
は、そんなことでは、済まされない重大な問題で
しょう。
いったい、どうしたらいいんでしょうね。
この、毎年の失態。
単純な「ヒューマンエラー」ですから、何とか、解決
できるはずなんですが。

試験で、すべてが決まる訳ではない、なんて、自分
たち、オヤジ世代は思っていても、若い人たちには
そんな話は通じないし。
それに、ここまで、努力した分、やっぱり実力は発揮
させてあげたいのも当然です。
古代中国の「科挙」を例に出さなくても、他の国、韓国
や中国でも、受験、特に大学受験は、大きな社会問題
なのです。
去年、携帯電話で問題になったカンニング事件も韓国
では、数年前から、問題視されていましたし。

確かに、この自分も、かつては受験生でした。
ただ、センター試験の前身の「共通一次試験」も始まる
直前でしたので、どこか「アナログ」めいていましたっけ？
多分、今だったら、選択科目の複雑さで、すでに、メゲて
いたでしょう。
実際、各大学の試験も続きます。
受験生の皆さん、無理しないで、体調にも気を配って。
春の桜の下、合格しているイメージを忘れないで。