こたに医院 | 日記 | イタリア客船事故。

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こたに医院 の日記

イタリア客船事故。

2012.01.18


1月13日に座礁事故を起こしたイタリア
客船「コスタ・コンコルディア」については
詳細が明らかになってくるにしたがって、
あきれる話が続きます。

まず、事故の原因は、客室係の一人に
出身地である島を「見せてあげよう」と
して、自動航海器の設定を航路を解除し
水深の浅い海域に進入した結果、浅瀬に
乗り上げた模様です。
けれども、当初は、海図にも載ってない
未知の浅瀬だと言っていましたが、結局
この船長は、海図も見ずに、この航路を
選んだらしいのです。
何があったか、分かりませんが、よほどの
「おっちょこちょい」「いちびり」か、航海術の
未熟な人なんでしょうね。

さらに、それ以上に問題なのが、この船長の
事故の後の対応です。
第一に、真っ先に、船を捨てて、救命ボートに
乗ってしまって、救助隊の司令官に、叱責される
ても、船に戻ろうとしなかった点は、絶対に
許されないでしょう。
船長という船では最高の権限を与えられていて
その権力や判断は絶対です。
それだけの権限を与えられている以上、責任も
絶対なのです。だ。
乗員や乗客の最後の一人が、無事に避難退船
を完了するまでは、残っているのが、絶対義務な
のです。
でなければ、何のための船長でしょう?

あまりにも軽薄で、自己中心的な人ですね。
あきれ果てた、困った話です。
ただ、30人近い死者や行方不明者も出ています
から、人災事故としては、最悪です。
報道では、この52才の船長が、自分の80才になる
母親に電話して「ママ、悲劇だ。自分は乗客を守る
ために頑張った」とか事実と異なることを伝えたマザ
コン振りが面白おかしく、報じられていますが。
事故の1年前のクルージングに乗船した日本人乗客
が、船長主催のパーティの画像を公開していましたが
礼服をまとって、得意満面の有様が痛々しいくらいです。

また、ハンガリーの女性が「(乗船名簿にない)自分
の娘や孫が乗っていた」と言って、補償金目当ての
詐欺の罪で逮捕されたり混乱が続いています。
人のこころの様々な面が現れていて。

あまりにも、悲しい事故です。
十分、避けられただけに、悲しみも募ります。

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