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こたに医院 の日記

普天間問題。

2012.01.23


いっそ、自民党の谷垣でも、入閣させた上で
自民党政権下、米と合意した、普天間基地を
グアムと、沖縄県内の辺野古地区への移転
の可否について、話し合った方がいいでしょう。
三文役者ばかりが、入れ替わり立ち代わり、
登場する現状では。
誰も、沖縄県民の苦しみや悲しみを理解しよう
ともせずに。

普天間基地に行ったことはありませんが、周囲
を写した写真には、驚いたことがあります。
基地に隣接して取り巻くように、住宅、学校、商店
が密集しているからです。

そして、1995年9月、悲しく、痛ましい事件が起こり
ました。
20代のアフリカ系米軍人の3人が、基地内で借りた
レンタカーで、商店街で買い物をしていた、当時12才
の日本人少女を拉致して、近くの海岸で集団暴行に
及んだというのです。
日米安全保障条約に基づく「地位協定」によって、
「起訴されるまで、容疑者の身柄が、日本側に引き渡
されない」という捜査の壁もあって、県民の反基地感情
は、一気に爆発し、宜野湾市では8万5千人の参加する
反基地集会が開催されました。
その米軍人3名は、懲役6年6ヶ月から、7年の懲役判決
を受け、日本の刑務所で服役しました。

その中で、普天間基地の移設問題として、取り扱われ、
移設先として、辺野古地区を設定、住民の意向に関係なく
日米合意に至ったものです。
その後、歴代の県知事、県市議会の選挙でもこの普天間
基地移設問題や辺野古地区移転は争点となり、県民の
意思は、明らかに日米合意に反対しています。
にも関わらず、前回の総選挙で、辺野古地区への移転に
反対して、沖縄県でも、勝利した民主党でしたが、政権獲得
直後の調査や検討を経て、再び、旧政権の自民党の政策を
踏襲する形で、辺野古地区への基地移転を目標にしている
次第です。
沖縄の人びとの悲しみや失望はどれだけのものでしょう。
それを思うと、胸が張り裂けそうです。

1945年の敗戦以来、この国は「専守防衛」の軍隊しか配備
しないとして、軍事費の抑制をしています。
それに対して、中国や北朝鮮は、空軍や海軍の軍備拡張に
没頭し、そのため、東アジア情勢はアフリカ・中東と並んで
不安定になっています。
そして、以前に増して、日米安全保障条約の再評価が始ま
っているのですが、その中で、沖縄県民だけの負担で、基地
問題を無視していいんでしょうか?
まさに、両刃の剣の話ですから。

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