こたに医院 | 日記 | 偽名保険証。

「なんだか、しんどい」「少し、休みたい」そんなときの「街の保健室」です。

Top >  日記 > 偽名保険証。

こたに医院 の日記

偽名保険証。

2012.01.27


元オウム真理教幹部の指名手配犯、平田
信をかくまったとして「犯人蔵匿(ぞうとく)」
の罪に問われている斉藤明美が、正規の
手続きを経て、偽名の健康保険証を入手
していたことが、波紋を広げています。
その保険証を使い、携帯電話を契約したり
この国の社会のID(身分証明)としては、
十分、役に立ったみたいです。
では、彼女は、どのようにして、この健康
保険証を入手したのでしょう。
それは、非常に単純に、10年以上、勤めて
いた「整骨院」で、被雇用者として「偽名」の
まま、登録したからにすぎません。
米国のように、各人に与えられる「社会保障
番号」という固定されたIDのない、この国で
のみ、可能であったことです。

「国民総背番号制」
そう呼ばれてこの、個々の個人のID番号制度
は、ずっと、政治の世界でも、見送られ続けて
来ました。
この番号さえあれば、税金の取りっぱぐれも
なくなるし、政府としては、何とか導入したい
と思っているのですが。
何年も、浮かんでは消える話です。

偽造保険証は、正規の保険料も支払われて
いたはずですから、医療機関の受診もできた
はずです。
その点、何の不都合もなかったでしょう。
でも、考えてみれば、不思議な話です。
突然、偽名の人物が生まれて、医療機関を
受診したり、携帯電話を契約したりしている
不思議な、社会。
それが、この国の在り方なのでしょうが。
 

日記一覧へ戻る

【PR】  もろっこはうす [諸塚村特産品販売所]  リサージ専門店  コスメティック TASIRO  ハローストレージ国分寺パート2  多治川ギタースクール 横浜磯子教室  セルフフォトスタジオ IBUKI