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こたに医院 の日記

外国人介護士。

2012.01.29


フィリピンとインドネシアとの経済連携協定
(EPA)に基づいて、3年前から、来日して
国内の介護施設で、研修を続けていた
外国人介護士が、「介護福祉士」の国家試験
を受験しました。
テレビのニュース画像を見る限り、年配の方の
身の回りのお世話も十分以上にできていて、
日本語での意思疎通もしっかりとできていて、
有能な介護職員のようです。

ところが、国家試験では、日本人受験生と同じ
漢字のままの試験が待っているのです。
これは、外国人の介護士の導入の促進どころか
排除の意図しか感じられません。
実際、その通りなのです。
今の国内の介護士の団体は、外国人の参入が
介護の仕事を奪われるとして、外国人介護士の
導入に反対し続けています。
情けない、あまりにも、身勝手な発想です。

これまで、世界のどの国も体験したことのない
「超少子化・超高齢化」社会に突入して行くこの
国にとって、一つの手掛かりが、他のアジア諸国
の若い世代のチカラであることを、目前の仕事口
の問題で、理解不能に陥ってしまっているのです。
すでに、フィリピンやインドネシアの若い人たちには
言葉や習慣の壁を自ら取り払う努力をしないばかり
か、もっと、壁を高くして、外国人のチカラを借りよう
としない日本を見捨て、中東や欧米に行こうとする
人が増えているとのことです。

国家資格だから、漢字の習得レベル一つ、手抜き
できないなどと言ってる以上に、まず、他のアジア
のチカラを導入して、漢字も日本語会話も得意な
日本人は、よりメンタル面での介護もさせるような
評価をする制度にすれば、いいと思いますが、
いかがでしょう。

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