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こたに医院 の日記

為替介入。

2012.02.10


この「歴史的円高」に直面して、日本政府が
為替介入をするのは、野放しの金融筋に
対する、当然の対抗策とは言え、他の国では
この円の「一人高」は、実は、歓迎なのです。
例えば、ドルの立場からすれば、この「円高」
に乗じて、米国発の輸出の増加が見込まれ
ますし、ユーロ圏も同じでしょう。
今や、円は、仲間はずれ、一人ぼっちの「いじ
められっこ」状態なのです。

かつて、日本政府が、しきりに口にした「国際
協調介入」など、すでに、望むべくもありません。
「仲良し」だと思って、信じていたのに、欧米の
国々は、円の一人高を見捨ててしまっているの
です。
欧米各国が「円高容認」どころか、対円では、
利益を上げているのです。
その点、からきし、外交の弱い日本という国は
とことん、無策でやられ放題。
いいとこ一つ、ありません。

自分のような、お気楽人間でも、輸出産業の
電器や自動車産業の経営者の立場に立てば
この状況の情けないこと。
ありえないでしょう。
この国、この政府、この金融行政。

震災・津波・原発事故から、立ち直るための
公共事業で、国内は特需景気で、潤うかも
知れません。
けれども、対外債務の点では、見通しが立ち
ません。
ドルやユーロ相場が立ち直る見込みはあり
ませんから、当分の間、この「円高」が続く限り。

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