こたに医院 | 日記 | 八百長。

韓国のプロスポーツの八百長問題が大きく
取り上げられています。
初めは、Ｋリーグ、サッカーから、発覚して、
今度は、韓国のプロ野球やプロバレーボール
と、範囲が拡大しつつあるのです。

「八百長」って、もともとは、人の名。
ずばり、八百屋の長兵衛さんのことのようです。
どうも、実は、相当の囲碁上手だったみたいで
そのくせ、商売のために、相撲部屋の年寄りに
いつも、負けていたくせに、ある日、囲碁の名人
と互角に戦って、いつもは手加減していたという
話から、生まれた言葉のようです。
今では、賭け試合で、わざと、負けたりするとき
に使われています。

つまり、八百長試合と言われるときには、その
ウラでは、賭け事が付きまとっているわけです。
韓国で、問題になったプロスポーツも、ウラで
賭けの相場を張っている訳です。
その賭け自体も、違法でしようが。

以前、日本の相撲で問題になった八百長とは
少し違うようです。
大相撲では、賭けの対象であった点が取り沙汰
されたのではなく、相撲の力士の「給与体系」で
１５日間の取り組みのうち、８勝の「勝ち越し」は
給金直しと言って、番付が上がると同時に給料
も上がるため、「星」のやり取りをしていた訳です。

韓国では、賭け自体は違法でないのかも、知れ
ませんが、賭けの対象とするには、やや管理
不足でしょう。
府立医大の研修医だった頃、持ち回りで、競輪
場の医師のバイトが回って来ました。
競輪場では、競技開催中、公正を期すために、
選手は、場外に一歩も出られないのです。
ですから、怪我したり風邪引いたりしたら、自分
たちの診療を受けるのです。
１年目のドクター揃いだし、可哀想な競輪選手
さんたち。
（あらためて、ごめんなさい。まだ、駆け出しだった
もんで。）

韓国の名誉のために、付け加えておくと、プロ
野球の八百長試合は、アメリカでも、日本でも
ありました。
たまたま、サッカーとか、他のプロスポーツと
八百長の発覚が、重なってしまったけれど。